ホットプレートにおしゃれさを求めたことがなかった――。確かに今まではホットプレートとおしゃれを組み合わせて考えたことはありませんでした。ホットプレート=黒というイメージを変えた白いホットプレートは、優れたビジュアルで大ヒット。有名人のインスタグラムに登場するなどして話題になりましたが、ただおしゃれなだけじゃないの? 売れているからこそ本当のことが知りたい! Varmee(ヴェルミー)編集部が、たっぷりと聞いてきました。

用途を変えるという、発想の転換

CORED株式会社の前田哲史さんと平山由紀さん

お話を伺った、CORED株式会社の執行役員COO・前田哲史さん(左)と、企画営業を担当する平山由紀(右)さん

“白いホットプレート”の正式名は「テーブルグリルピュア」。家電メーカー・プリンセス社の製品です。しかしここで「あれ?」と思いました。日本ではホットプレートと呼ばれているものの、正式名はテーブルグリル。ということは、この製品はホットプレートではないのでしょうか。


「プリンセス社が本社を構えるオランダでは、日本のようにテーブルの中央にホットプレートをおいて、調理しながら食べるという習慣がないんです。だから向こうでは日本人がイメージするホットプレートとしての使われ方はしていません。複数の調理を同時に行うためや、調理したものを保温しておくために使われているんです」


そう話してくださったのは、プリンセス社の日本総販売代理店、CORED株式会社の執行役員COOである前田哲史(まえだ・さとし)さん。展示会でテーブルグリルピュアに出会った前田さんが、ホットプレートとして使えると着目して日本で販売。“白いホットプレート”はテレビや雑誌、そして愛用者のSNSなどで多数紹介され、大ヒットしました。

白色=斬新は日本人的感覚

前田さんの発想の転換によって、脚光を浴びることになったテーブルグリルピュアですが、日本での大ヒットの裏には、もう一つの理由がありました。


「日本人にとっては、白いホットプレートは斬新に映るし、おしゃれだと感じますが、プリンセス社からしてみれば、なぜそんなに白いということがウケているのかわからないという感覚です」(前田さん)。


白いホットプレート、テーブルグリルピュア

テーブルグリルピュアは、ホットプレートは「黒」という、日本人の常識を変えました

もともとプリンセス社はスタイリッシュで機能美を追求した製品が特徴で、カラーも白や黒が多いそう。“白く”て、“ホットプレート”として使うというアプローチが、日本人にしっくりきただけであって、製品の故郷ではそんなつもりじゃなかったなんて、なかなかおもしろいエピソードです。

野菜は、焼き肉の添え物ではない

テーブルグリルピュアをPRする平山さん

テーブルグリルピュアを「この子」と愛情込めて呼ぶ平山さん

前田さんが、「これは日本で人気が出る」と見込んだテーブルグリルピュアを見た瞬間にひとめぼれしてしまったというのが、CORED株式会社で企画営業を担当している平山由紀(ひらやま・ゆき)さん。並々ならぬ愛情でテーブルグリルピュアをPRしています。


「かわいい調理家電が欲しいけれど、本当におしゃれだなと感じるものは少ないですよね。でもこの子を見た瞬間、絶対に欲しいと思いました。台座を含めた大きさは、幅61.4㎝で奥行き22.2㎝ありますが、プレートにふちがないので、すっきり見える。食卓に出していても気にならないデザインです。火を通さなくても、そのまま食材を並べてお皿としても使えます。ただ、この子は見た目だけじゃないんです。使ってみたら、ますます好きになった。性格までも素晴らしいイケメンだったんです」(平山さん)。


愛情が深すぎて、平山さんに「この子」と擬人化までされているテーブルグリルピュア。そんな平山さんが、機能(性格)として特に知ってほしいのは、野菜が主役になるという点なのだとか。


テーブルグリルピュアで焼く野菜

テーブルグリルピュアを使うと、焦げやすい野菜も美味しく焼きあがります

私たちがホットプレートを使うとき、焼き肉が一番多い用途ではないでしょうか。家族や友達同士で、ジュージューとお肉を焼いて食べるおいしさは格別です。


でも、お肉ばかり食べていると栄養が偏るので気になる。やっぱり野菜も食べなくちゃねと、そこまでは誰もが思います。しかし実際に焼き肉を始めると、肉にばかり意識が集中し、気づいたときにはプレートの上で野菜がカサカサに枯れているか、黒く焦げてる……そういうこと、多いですよね。


しかし遠赤外線効果で加熱した野菜は、表面カリカリ、中はホクホク。絶妙な焼き加減で、野菜のうま味が引き出され、肉よりも野菜を食べたくなるくらい格段に変化するのだといいます。

愛用しているからこそ、違いを熟知している

白いプレートにはカラフルな食材が映えます

白いプレートにはカラフルな食材が映えます。並べるの作業も楽しいです

平山さんは何十回とホームパーティーを開き、知人を招いてはテーブルグリルピュアで焼いた野菜や肉、それから魚など、さまざまな食材を味わってもらっているそうです。


食べてみて、「何これ!」と味の違いに驚かれる食材トップ2はカボチャとキャベツ。カボチャは8㎜前後にカットして、いつも通り焼いてみてください。キャベツは食べやすい大きさにカットしたものにオリーブオイルと塩を少々。セラミックコーティングのプレートは、熱伝導率が極めて高いので、さっと表面を焼く程度でOK。それだけなのに、野菜の持つ甘みがぐっと引き出され、食べた瞬間、口の中で豊かな味わいが広がるのだとか。


社内のテーブルに置かれたテーブルグリルピュアで、週に数回は調理をして、昼食を食べているという社員のみなさん。例えば近くのコンビニエンスストアで購入した惣菜パンも、表面をカリッと焼くことで、焼きたてのような香ばしさを味わえるので、何でも焼いて試してほしいと話が膨らみます。社員のみなさんが日頃から愛用しているからこそ、製品の良さを熟知していることが十分に伝わってきました。


食卓にハッピーを増やした調理家電

野菜などの食材を味わい深いものにするだけでなく、お手入れが楽という点も、“この子”の性格の良いところ。


焦げ付きにくいホットプレート

油を敷かなくても焦げつきにくいから、ヘルシーに仕上げることができます

セラミックコーティングされたプレートは焦げつきにくいことが特徴ですが、焦げつきが気になるときは付属のスパチュラ(木製のへら)で取り除き、濡れたふきんでさっと拭くだけでお手入れ完了。


手軽に使えるから、食卓に登場する頻度も高くなったという平山さんですが、それよりも嬉しかったのは、お子さんやご主人のお手伝いの回数が増えたこと。平山さんは、お子さんに手伝ってもらうときは、プレートに食材を並べ終えてから加熱し、やけどをしないよう工夫しながら使っているそうです。


ほかにもパンと目玉焼きやベーコンなどを同時に焼いておけば、個々が好きなようにパンにサンドして食べることができるなど、忙しい朝の時短アイテムになったりと、工夫次第で朝晩活躍しそうです。購入者からは、「家族で一緒に食事を取る機会が増えた」といった声も届いているそうで、おしゃれな家電製品は、食卓をハッピーにする役割も担っています。


複数の食材を同時に焼く事で時短にもなります

ちなみに最高温度は250℃と一般的なホットプレートと比べて格段に高いというわけではありませんが、熱伝導率が高いので、厚みのあるハンバーグや餃子も焼くときに、ふたをしなくても中まで火が通るそうです。「ふたの必要性は、あまり感じたことはない」とお2人。


これまで厚みのあるものをホットプレートで調理する際には、上からふたをして生焼けを防いでいたし、ふたとセットになって販売されているホットプレートが多いなか、ふたがないというのは少し物足りないような気がしました。


テーブルグリルピュア専用のふた

平山さんが手にしている専用ふた。半熟玉子をつくったりと、グリル+蒸すというアレンジも広がりそう

実際に、「ふたが欲しい」という声がたくさん寄せられたため、専用ふたの販売が決定したそうです。タジン鍋のような形をしたふたの試作品を見せていただき、これもヒット間違いなしと感じたVarmee(ヴェルミー)編集部でした。


テーブルグリルピュアのレシピ動画



DATA

プリンセステーブルグリルピュア

PRINCESS(プリンセス)/テーブルグリルピュア

油いらずでヘルシー調理を実現する、白いホットプレートです。

サイズ
プレート:(約)幅560×奥行255×高さ44㎜
台座:(約)幅614×奥行222×高さ70㎜
素材
台座:竹
プレート:セラミック、アルミダイキャスト
重量
約3.4kg
最高温度
250℃
購入できるお店
CORED株式会社 購入する

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CORED株式会社の前田さん

CORED株式会社

1994年にオランダで生まれた家電メーカー「プリンセス」の製品を取り扱うお店。
ブランドページ:http://princess-jp.com/