つい感情的になって、子どもを怒鳴ってしまったり、たたいてしまったり…。そんな自分に悩んでいるママはいませんか? 今回の『【読む!動画】ホリプロ保育園 Varmee分園』は特別編。かわいいはずのわが子の心を傷つけてしまったかも?と悩んだ経験のあるママに、感情的にならない育児のヒントをお届けします。


【もう怒鳴らない!叩かない!】感情的にならない子育て ※動画は17年11月21日に生放送されたものです

感情的な子育て 6割のママが「経験ある」

わが子はかわいいけれど、ついイライラして怒鳴ったり、たたいたりしてしまう。本当はそんなふうにしたくないのに…。


そんな悩みを抱えているママは案外多いんです。育児情報誌『miku』が行ったアンケートでは、約6割のママが「子どもを怒鳴ったり、たたいたことがある」と回答しています。


この日のホリプロ保育園のゲストは、『miku』の編集長で認定子育てアドバイザーの高祖常子(こうそ・ときこ)さん。NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事をはじめ子育てにまつわるさまざまな活動を行い、‘17年10月には「イラストでよくわかる 感情的にならない子育て」(イラスト・上大岡トメ、かんき出版)を出版した“感情的にならない育児のプロ”。プライベートでは3人のお子さんのママでもあります。


そんな高祖さんと一緒に、「感情的にならない子育て」についてじっくり考えてみました。

バツではなくマルを数えよう

この日の生放送でまず高祖さんは、


「まずは“たたかない”と決めて、宣言してほしいと思います。『たたかない』と決めることで、じゃあどう子どもに伝えるか、どう環境を整えたら『たたかない』子育てができるか工夫できるようになるんです」

と、「たたかない宣言」の大切さを訴えました。


たたくことで、子どものその場の行動を止めることはできるけれど、それは単なる“思考停止”。子どもの記憶には「たたかれた」ということだけが残り、「なぜ、何をしたからたたかれたのか」は覚えていないことがほとんど。これでは、どう行動すればよいか教えていることにはならない、と高祖さんはいいます。


「ママがイライラするのは『こうなってほしい』という気持ちの表れ。一生懸命子育てしている証拠です。1回たたいてしまったから私はダメなママ、というんじゃなく、こらえられた日に大きなマルをつけてほしいです。ママって本当に大変。ママである時点で本当はみんな花マルなんですよ」(高祖さん)。

わかりやすく慈愛に満ちた高祖さんの一言ひとことに、MCの安田えんちょーも時おり目に涙を浮かべながら聞き入っていました。

高祖さん&安田えんちょーに聞いた「感情との付き合い方」

“感情的にならない子育て”は、家事に育児に仕事に頑張るママたちにとって、大きな大きなテーマです。そこで、Varmee編集部は、安田美香えんちょーにも同席してもらい、生出演を終えたばかりの高祖さんにインタビュー! 「ママが笑顔で過ごすためのヒント」を伺いました。


大事なのは“子どもに考えさせる”こと

生放送で「怒鳴ったりたたいたりしても、子どもに正しい行動を教えることにはならない」と話した高祖さん。


「それに『イヤじゃないんでしょ!』『泣いちゃダメ!』と、感情を表に出すことを否定してしまったり…。感情を表に出すことは本来、悪いことではないんです」


それでは、「こうしてほしい」という思いを子どもにどう伝えたらいいんでしょうか。そう尋ねると、高祖さんからこんなアドバイスが。


「まず、もっと子どもの心をキャッチして話を聞いて、『じゃあ、どうすればいいと思う?』『どうしたい?』と子どもに“相談”してみましょう。2歳でも3歳でも、『ママが聞いてくれた、気持ちを受け止めてくれた』ということは伝わります。 『子どもと相談しながら』を心がけると、子ども自身がその子なりの年齢で一度『こういう時はどうすればいいんだろう』と考えるように必ずなります。この“一度考える”ことが大事だと思うんですよね」

未来につながる自己肯定感を育む

子どもの気持ちを聞いてあげることは自己肯定感を育てることにもつながる、と高祖さんはいいます。


「怒られたりたたかれたりしていると『どうせ』『自分なんかにはできない』と思ってしまう。心が元気で自己肯定感が育っている子は『自分にはきっとできる』『次はこれをやってみたいな』って自立する力(根拠のない自信)が持てると思うんですね。そうすれば、『うまくいかないこともあるかもしれないけど、でもこうして選んでみるよ』って自分で選択できるようになる。親は情報を与えてあげながら、その子の選択を見守ったり応援してあげられたらいいなと思います」(高祖さん)。

2児のママである安田えんちょーも、自己肯定感を育てることの大切さをひしひしと感じたよう。


「子どもに考えさせる、決めさせることが自己肯定感にすごくリンクしてるなって思います。自己肯定感って、ただほめて『すごいね!』『できたね!』って言ってるだけじゃないんだな、もっと成功体験を積ませることが大事なのかなって思いました」と安田えんちょー。

「でも全然、自己肯定感育めてないです…」と不安顔の安田えんちょーに、高祖さんは「そんなことないと思いますよ。子どもさんが元気に育ってるなら、それだけでママが頑張ってる証拠です。大丈夫!」と励ましの言葉を贈っていました。


普段の会話がパパとの連携のカギ

ママが心に余裕を持つためにはやっぱり、パパにも育児や家事を積極的に担ってほしいですよね。 「手伝ってほしいけど、全然パパに伝えられていないんです、というママはどうすればいいんでしょうか?」と、安田えんちょーと一緒に、高祖さんにアドバイスをお願いしてみました。


「やっぱりね、『言わないと伝わらない』です。一度ゆっくり時間をとって、落ち着いて話してみることをお勧めします。『朝は忙しくて怒ってばかりになるのが嫌なの。子どもの着替え担当か朝食担当のどちらか、パパがやってくれると助かる!』とか、具体的な動きを共有して、もっとこうしたいから協力してほしい、と提案しながら思いを伝えてみればいい。 『私はこんなにやってて忙しいのになんであなたは…』って攻撃的なコミュニケーションで夫婦の大変合戦をしていても解決しない。家族みんなで協力しあって頑張っていこう、そのために分担しようねって協力し合えたら楽しいですよね」(高祖さん)。


そのためにも、日頃から会話を多くしてコミュニケーションの土壌を整えておくことが大切、と高祖さんは締めくくりました。

それでも爆発しそうなときは…

それでも、感情的になってしまう瞬間ってありますよね。


高祖さんの著書『感情的にならない子育て』には、イライラを爆発させない工夫がさまざま提案されています。


「感情的になることがダメなんじゃなく、それを子どもにぶつけないためにどうしたらいいか、を考えてほしいんです」と、高祖さんは本に込めた思いを明かします。


そのなかの一つ、イライラが爆発しそうになった瞬間のクールダウンのアイデアをご紹介します。


『イラストでよくわかる 感情的にならない子育て』高祖 常子/著
イライラが爆発しそうな瞬間のクールダウンのアイデア

1 深呼吸
2 ゆっくり数を数える
3 トイレに行くなど少しだけ離れる
4 窓を開けて風にあたる
5 手や顔を洗う
6 お皿を洗う
7 鏡を見る
8 好きな音楽をかける

中でも高祖さん自ら実践しいるのが「6 お皿を洗う」ことだそう。


「家事仕事は淡々としてるから落ち着きやすいんです。カッとなったら『ママちょっとお皿洗ってくる』って言ってその場を去ると、気持ちを落ち着けるきっかけになります」と高祖さん。

イライラが爆発しそうな瞬間に思い出して実践するのは、最初は難しいかもしれません。


「でも、自分なりの“これをやる”という行動を一つ決めておいて、爆発しそうになるたびに実践していると、自分でも『あ、今イライラしてきたな、こうしよ』って気づけるようになるんです」(高祖さん)。

安田えんちょーも、高祖さんに教わった感情の落ち着け方が役立っているそう。「“ママ自身が感情的になるときの傾向を振り返ってみる”が役立ちました。私の場合、翌日に大事な仕事があるときにイライラしやすいんです。子どもに対してウワーッと感情的になりそうになったとき、『あ、明日のあの仕事が気になってるから気持ちに余裕がなくなってるんだな』って思うだけでスーッとイライラが引いていくんです」と明かしてくれました。


「どう思う?」「どうしたい?」から始めよう

感情的にならない子育てをテーマに、子育てアドバイザーの高祖常子さんにお話をうかがった今回。感情を落ち着けるアイデアがいくつも飛び出しました。


今回のポイント

・もっと子どもに“相談”してみよう! 子どもの年齢は関係ない。「子ども自身にいったん考えさせる」ことが大事です。

・ほめるだけが自己肯定感を育てる方法じゃない! 状況を整理したり、必要な情報を伝えた上で、子どもの選択や思いをしっかり聞いてあげましょう。

・ママが気持ちに余裕を持つためには、パパとの協力体制が大切。パパと日頃から会話を交わすことでやってほしいことが伝わりやすくなり、ママ自身も楽になります。

・イライラが爆発しそうなときのクールダウンの方法をひとつ、決めておきましょう。イライラしたときに毎回実践していると、爆発を自然と回避できるようになります。

ママだって人間、イライラすることだってあります。でも、それを子どもにぶつけると、子どもも自分も辛くなりますよね。そんなときには一度、自分の中のイライラの源に向き合ってみませんか? 


ママがまず、自分の中の感情を客観的に理解すること、そして、自分からパパや子どもと積極的に「どう思う?」「どうしたい?」「どうしていこうか?」を共有することが、感情的にならない育児の第一歩だといえそうです。




ホリプロ保育園

『ホリプロ保育園』とは本当の保育園ではありません。「あなたはひとりじゃない!つながるってすてき!」を合言葉に子育て中の家族の心によりそうWEBメディアであり、孤独になりがちな育児を楽しむヒントをお届けする、ホリプロのプロジェクトです。

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