発熱時に危険を見分けるポイントは? 解熱剤はいつ使う? 熱性けいれんが起きたらどうすればいい? 「ホリプロ保育園」に医師・良雪雅さんがご来園。子どもの発熱について、知っておくといざという時にうろたえずに済む知識を徹底解説します。

ホリプロ保育園『こどもの発熱に関してお医者さんに聞いてみた』主なトークテーマ

・子どもの急な発熱、危険サインは何?【0分50秒ごろ】

・もしかしてこれって熱性けいれん? そのときの対処法【3分10秒ごろ】

・解熱剤っていつ使うの?【6分10秒ごろ】

【熱性痙攣・初めての発熱に!】こどもの発熱に関してお医者さんに聞いてみた #ホリプロ保育園 ※動画は2017年9月15日に公開されたものです

総合診療科のお医者さんが徹底解説

子どもが急に高熱を出した! その時、どう対応すればいいか知っていますか? フリーアナウンサー・安田美香さんが“えんちょー”を務める「ホリプロ保育園」に、医師・良雪雅(りょうせつ・まさし)さんがご来園。


赤ちゃんや小さい子の熱にまつわるあれこれと、意外と多い熱性けいれんの対処法を解説します。

子どもの発熱! 知っておきたい対処法

子どもが熱を出した! そのとき慌てないために……。


「解熱剤で平熱までは下がらない」


など、子どもの発熱に備えて知っておきたい、熱に関する意外な事実が満載です。

子どもの発熱は「体温」よりも「状態」をチェック!

35~36℃台が平熱である場合が多い大人と比べ、小さい子どもの平熱はやや高めで「37.5℃くらいまでが平熱だといわれています」と良雪さん。

しかも、たくさん着こんでいるだけだったり、部屋が暑かったりといった環境にも左右されやすいのだそう。「熱っぽいな」と思ったら、まずたくさん着こんでいないかチェックしてみましょう。



発熱時に気をつけるべきは、体温そのものよりも“本人がどれだけつらそうか”という点。

・目が合わない
・意識がもうろうとしている
・水分が十分とれていない

これが要注意のサインです。


生まれて3カ月以内の発熱には、特に注意が必要。

「本来ならお母さんの免疫をもらっているので熱が出ることはあまりない。生後3カ月以内で熱が出るときは、怖い病気のことがけっこうあるんです。そういうときは急いで救急に行かれたほうがいいと思います」(良雪さん)。

解熱剤を使うタイミングは「熱が上がり切ったとき」

「熱が下がらなかったら使ってください」と病院で処方されることも多い解熱剤ですが、使うタイミングに迷いますよね。


良雪さんは「息切れをしている時には使ってあげてもいいと思います」と答えます。

元気におしゃべりして、食欲があるならひとまず安心。逆に38℃台でも本人が苦しそうな場合は、解熱剤で少し体温を下げてあげた方がよく眠れて有効です。


使うタイミングは、体温の数値にかかわらず、熱が上がり切ったとき。


体温の上昇が止まり、顔が真っ赤になって暑そうにし始めたら熱が上がり切ったサインです。


手足が冷たくて本人がガクガクと震えている間は、解熱剤の効果が表れにくいのだそう。


そして意外なのが、解熱剤を使っても一気に下がるわけではない、ということ。


「熱が高いときは、1℃か0.5℃くらい下がるだけでもずいぶん楽になるんです」と良雪さん。

安田えんちょーも「ここは落とし穴かも。解熱剤を入れたら36℃台までスッと下がってくれるものだと思い込んでいました。0.5℃~1℃下がったら十分効いていると判断していいんですね」とびっくりした表情です。

発熱時、体のどこを冷やすと効果的?

発熱時は外から冷やすことも重要。アイスノンなどをタオルに包んだり、小さい子の場合は皮ふに負担がないようビニール袋に水道水を入れて、首の付け根やわきの下、足の付け根を冷やしてあげましょう。


「熱は血管にこもるので、首や足の付け根など太い血管がある周辺を冷やしてあげるといいですね」と良雪さん。

食欲が落ちていたら無理をせず、水分だけを摂らせます。長時間何も食べていない場合は、アイスクリームやゼリーなど、のどを通りやすいものを少しずつあげるところから始めましょう。


食欲が落ちているときにおすすめなのが経口補水液

良雪さんは「普通のスポーツドリンクは糖分が多すぎてよくないんですが、経口補水液はバランスがとれていて脱水を防げます。積極的にあげた方がいいと思います」とアドバイスします。

関連記事:【読む!動画】医師が解説! 子どもの嘔吐や発熱時に便利な「経口補水液」の簡単作り方

子どもが熱性けいれんを発症!そのときどうする?

高熱が続くと、突然腕をバタバタさせたり白目を向いたり異変が生じることがあります。


これが「熱性けいれん」。


小さい子どもの場合、12~13人に一人の割合で発症するともいわれ、決して他人事ではありません。症状が出たときにパニックにならないよう、予備知識を持っておきましょう。



熱性けいれんについて、良雪さんが指摘することは三つ。

・まずは、こういうことが起こると知っておく
・もし起きてしまったら、体をゆすらず横向きに寝かせて静かに様子をよく見る
・できれば(けいれんした)時間を計っておく

体をゆすることはやってしまいがちですが、逆効果なのだそう。服の襟元をゆるめ、できるだけパニックにならず冷静に様子を観察します。


「ほとんど2~3分で自然に収まるはずなので、そのあと病院に連れていけば大丈夫です」(良雪さん)とのこと。


5分以上続くときはほかの病気の可能性があるので、救急車を呼びます。


けいれんが起きたらまず時計を見る、と覚えておきましょう。


良雪さんの解説に、子育て経験のある安田えんちょーも「もう、聞いているだけでどうしたらいいのか…」と戸惑いつつ、「冷静に、見極める、ということが大事なんですね」と深くうなずいていました。

予備知識で急な発熱、熱性けいれんに備える

今回のポイント

<発熱のサイン>
・発熱時はまず「たくさん着こんでいないか」をチェック
・子どもの発熱時の危険サインは「目が合わない」「意識がもうろうとしている」「水分を取れていない」

<解熱剤について>
・解熱剤を使う目安は「本人がつらそう」で、「熱が上がり切ったとき」。体温が高くても元気そうならひとまず安心
・解熱剤は0.5℃~1℃下がれば十分効いている!

<発熱時の対処法>
・冷やすときは「首の付け根」「わきの下」「足の付け根」など太い血管がある周辺を冷やす
・食欲が落ちていたら無理に食べさせなくてOK。経口補水液がおすすめ。

<熱性けいれん>
・熱性けいれんで重要なのは「心の準備」「けいれん中は体をゆすらない」「けいれんした時間を計る」の3つ
・けいれんが5分以上続いている場合は救急車を


初めての子どもの発熱、わからないことだらけでうろたえてしまいますよね。


そんなときでも、熱が高くても本人が元気そうなら心配いらない、熱性けいれんのほとんどは2~3分で収まる、などの予備知識があれば、慌てず対処することができます。


携帯電話で動画を撮影すると時間もはかれて、様子が伝えられるのでおすすめだそうです。


いざというとき冷静に行動できるよう、正しい知識を身につけて備えましょう。



ホリプロ保育園

『ホリプロ保育園』とは本当の保育園ではありません。「あなたはひとりじゃない!つながるってすてき!」を合言葉に子育て中の家族の心によりそうWEBメディアであり、孤独になりがちな育児を楽しむヒントをお届けする、ホリプロのプロジェクトです。

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