今年、日本初上演のミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」では、主人公ビリーを5人の声変わり前の少年が交代で演じています。「ホリプロ保育園/読む!動画」では、お母さんに宛てた「手紙」をご紹介します。ほとんどダンス経験がない中で主演の座を射止めた山城力(やましろ・りき)くんがお母さんに約束したのは、「ビリー・エリオット」の作品テーマでもある、あの言葉でした。

舞台の上でも「自分らしく生きる!」

わが子には、どうか自分らしく、のびのびと人生を歩んでほしい――。


それはきっと、すべてのママ・パパの願い。


でも、「自分らしく生きる」ってどういうことでしょうか。


その一つの答えを見せてくれる舞台が、ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」です。


すでに東京公演(7月19日~10月1日)は幕を下ろし、10月15日からは新たに大阪・梅田芸術劇場に場所を移して開幕するこの舞台に、「自分らしく生きる」ことを自ら実践する男の子・山城力(やましろ・りき)くんの姿があります。

「ビリー・エリオット」で描かれるメッセージ

ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」は、イギリスで制作された映画「リトル・ダンサー」(2000年公開)を舞台化した作品です。


映画と同じ監督・脚本家が再びタッグを組み、作曲家エルトン・ジョンが音楽を手掛けミュージカル化。


イギリスのオリビエ賞やアメリカのトニー賞をはじめ世界で80以上の演劇賞を受賞し、各国の言葉に翻訳されて世界中で上演されている名作ミュージカル。


今回、日本での初上演にあたり、オーディションでビリーを演じる5人の少年が選ばれました。力くんもその一人。


10月1日に閉幕した東京公演に続き、大阪公演でも、毎日5人が交代でビリーを演じています。



物語の舞台は’80年代のイングランド。母を亡くした主人公・ビリーはふとしたきっかけでバレエに夢中になるものの、炭鉱夫として働く父に猛反対され、ついにはバレエを禁止されてしまいます。


ビリーの心の支えは、彼の才能を信じてバレエを指導するウィルキンソン先生と、亡き母が遺してくれた手紙でした。


手紙に書かれているのは、「ビリー、あなたらしく生きて」というメッセージ――。ビリーの「踊りたい」というひたむきな思いが、やがて周囲を少しずつ変えていきます。

「どうしてもビリーになりたい!」力くんの強い思い

力くんを含め、日本版ビリーを演じる5人はいずれも、海外クリエイティブチームによる1年以上の長期オーディションで選ばれたスーパーキッズ。


ビリーが周囲の反対にもめげずバレエに没頭する姿を、圧倒的な歌とダンス、熱量で演じています。


力くんは、空手とこま回しが得意な11歳の男の子。

好きな食べ物は「カレーライスです。1位はカレーライスで2位はカレーうどんで3位カレーパンで4位カレーコロッケで5位はなんだっけ…あ、カレーそばだ!」という、元気いっぱいの小学6年生です。

2年前、日本でビリーのオーディションがあると知ったとき、力くんは家族と一緒にシンガポールに住んでいました。


ほとんどダンス経験もなく、遠く離れた日本で何か月にもわたるミュージカルに出演したいと訴える力くんに、当初家族は猛反対。



どうしても、ビリーになりたい――。


その一念で力くんは1カ月間、毎日毎日説得を続けたそう。思いが通じ、オーディションに参加できることになった力くんはたった一人で帰国、夢に挑んだのです。

「僕らしく生きる!」 力くんからお母さんへの“約束”

【山城力】 #ビリー・エリオット お母さんへの感謝の手紙 #ホリプロ保育園

「ホリプロ保育園」では、そんな力くんに、いつも支えてくれるお母さんへの手紙を書いてもらいました。


「どうしてもビリーになりたい」という強い気持ちで夢をつかんだ力くんらしく、その手紙には、ビリーの母からのメッセージ“自分らしく生きる”の言葉もありました。

ママへ

約2年前、僕が初めて住んでいたシンガポールから一人で日本に帰ってビリーのオーディションを受けたい!って言ったときに、家族全員反対したよね。 でも僕があきらめずに『どうしてもビリーになりたい!』って家族かいぎで何度も言ってやっと許してもらえた。 僕知ってるよ!その前にお母さんがお父さんとお兄ちゃんを一生けん命説得してくれていたことを!僕を信じてくれてありがとう。 そしてもう一つ知ってるよ、夜、僕がねた後に、足にまほうのクリームをぬってくれていたよね。きんにくつうで痛かったけど、次の日はいつも元気になっていた。 お母さんの手が温かかったよ。

力より

お母さんが明かした“家族との約束”

【山城力】お母さんからの手紙 #ビリー・エリオット

実はホリプロ保育園では、力くんのお母さんにも手紙を書いてもらっていました。

力へ

8月20日、ビリーとしてデビューした日、昨年住んでいたシンガポールを出発したときのことを思い出し、涙があふれ出てきました。 家族みんなで反対しても、僕は夢をあきらめない。 どうしてもビリー役オーディションを受ける、って、一人で日本へ帰っていったよね。 空港でお父さんが『ビリーになって帰って来いよ。男の約束だ』って肩を押したとき、 あなたは『僕、絶対ビリーになる』って言いきったよね。あのときのキラキラした目は一生忘れない。 ほとんどダンス経験もなくダンサーの役に挑戦するなんて、 って心の中でずっと心配していたけれど、力、あなたが教えてくれました。 人は強い意志を持ち、一生懸命努力を重ねれば、夢に近づくんだってことを。 ありがとう。わたしからは、これだけ伝えたい。 あなたがビリーとして舞台に立てているのは、あなたにビリーの魂を吹き込んでくださったたくさんの方々のおかげです。 いつまでも、感謝の気持ちを忘れずに、これからも自分を信じて突き進んでください。
母より

お母さんからの手紙を、何度もうなずきながら聞いていた力くん。聞き終えると、「ありがとうございます」とつぶやき、深くうなずいていました。

わが子が「自分らしく生きる」ために親ができること

自分の夢をあきらめず、挑戦を続けた力くん。


そして、そんな力くんを信じて支えてくれるお母さん。


力くんが自分らしく夢を追い、叶えることができたのは、信じてくれたお母さんの存在があったから。


親がわが子を信じる、当たり前のようでいて、実は難しいこの一点が、わが子を「自分らしく生きる」道へと導くのかもしれません。


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ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」

オフィシャルサイト:http://billyjapan.com/


PROFILE

安田美香えんちょー(番組MC)

7歳の男の子、3歳の女の子の2児ママ。
産後うつになるも、そこで泣いてばかりではいられないと一念発起。『ホリプロ保育園』WEB番組を立ち上げる。日本の産後サポート文化を産後3週間から産後3ヶ月に変え、ママと赤ちゃんの笑顔を増やす 「3・3産後(さん・さん・さんご)サポートプロジェクト」発起人もつとめる。

HP:http://www.horipro.co.jp/yasudamika/
Twitter:https://twitter.com/mika_yasuda


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