自称「日本一非常食を食べている男」が厳選した、美味しい非常食をご紹介。非常食は、長期保存できるから、いざというときに心強いですね。災害時に限らず、外出できないとき、化粧をするのが面倒だけど小腹が空いたときにも、非常食を活用してみてはいかが?

3日間、非常食を食べ続けてみました

地震などの大災害が発生すると、ライフラインが一時的にストップしてしまうことがあります。そうなると困るのが、食事。内閣府「防災予防のページ」では、非常食等の防災グッズの備蓄を推奨しています。


ところが、非常食と聞くと、「あの、のどが渇いちゃうカンパンのことでしょ?」「せめて食事だけでも癒されたいのに、非常食じゃ無理だろう」


が、正直な印象。


生きていくために必要な栄養素さえ摂取できれば、味は二の次……と思いこんでいませんか?


そんな常識に真っ向から挑戦して、美味しい非常食を開発し続けるECショップがありました。Varmee(ヴェルミー)編集部が訪れたのは、防災用品の専門ショップを営む株式会社サイボウ。


自称日本一非常食を食べている男小熊さん

メーカーサンプルは、納得がいくまですべて実食しています

そのネットショップ課に、自称:日本一非常食を食べている男・小熊禅(おぐま・ゆずる)さんがいました。


「お客様からの声で多いのが、『(数日間の備蓄は分かっているが)何を買いそろえたら良いのか、分からない』というものでした」(小熊さん)

たしかに、カンパンやアルファ米(炊いたお米を急速乾燥したもので、水を加えると食べられる)などを知ってはいるものの、どれが美味しいのか、何を組み合わせば安心なのか、そんな提案をショップからお客様へしていなかったと当時を振り返ります。


「『その非常食の組み合わせで、何日間も満足して過ごせるの?』を実証している人間は、社内はおろか業界内でも聞いたことがありませんでした」(小熊さん)

だったら自分がやってみよう!


そう決意した小熊さん。朝・昼・夜のメニューで「どのように組み合わせれば飽きずに過ごせるか」という実験を、ひたすら繰り返しました。


非常食 7日間満足セット全種類

写真は、35種類50アイテムをセットにした『非常食 7日間満足セット』

最初に考えたセットは『非常食3日間満足セット』。


「3日間、実際に食べ続けられるのか」
「自信を持ってオススメできるのか」
「甘いものがないと、満足感が得られない」
「普段食べているものと、そん色のないものが欲しい」


来る日も来る日も非常食を食べ続ける小熊さんの脳裏に、東日本大震災被災地でのボランティア中に聞いた言葉「楽しみは食事くらいしかない……」がよみがえります。


5年以上保存できる非常用おやつ

おやつや間食用に、甘い食べ物もセットされています

そうしてたどりついた


「甘いものから塩っ辛いものまで、味の落差があると満足度が高い」
「葉物は見た目が悪くなるなど、向き不向きの食材がある」
「スープなど汁物は、フリーズドライではなくレトルトが欲しい」


などという結論をもとに、『非常食3日間満足セット』が完成。「万が一の時でも、満足な食事ができるように」という小熊さんの思いが、たっぷり込められています。今ではさらに進化して、『非常食7日間満足セット』も好評。

子どもには、何を食べさせたら良いですか?

非常食 子ども用3日間満足セット

対象年齢は、幼稚園入園~中学生くらい。19種類22アイテム入り

小熊さんが次に取り組んだテーマが、「子ども」。


「子どもには、何をたべさせたら良いですか?」といった問い合わせが予想以上に多く、「大人用」しか用意していなかったという盲点に気が付きます。


「子どもと大人とは、量も好みも違うはず!」との思いで、実際に子どもを持つ親御さん450人に、複数の非常食を試食&アンケートを取り、開発に着手しました。


「子どもが食べて美味しいと思うもの」「大人が子どもに食べさせたいもの」という両方の意見を元に、もちろん小熊さんが3日間実食して、確認。


お客様の視点を元に開発担当者が実際に試したセットは、高い評判を得て大ヒット商品になったのです。


「美味しいことが前提ですが、お客様に受け入れられなければ単なる自己満足です。私たちには、お客様の命を預かっているという、強い使命感があります」と語る小熊さん。

その気持ちは、大量備蓄に対応できるようにと、梱包資材の段ボールにも込められています。なんと、特注で作りその強度を高めて、災害時に損傷しないような工夫も。


そんな小熊さんの気づかいは、とどまるところを知りません。


ちゃんと調理すれば美味しいアルファ米。でも、あるお客様から「自分で調理してみたら、いまいちだった」と聞いた小熊さん。


どうやったらアルファ米の持つポテンシャルを発揮できるか、どうやったらお年寄りから子どもまで飽きずに食べ続けていただくことができるのか。ひたすら実験を繰り返しました。


そうして生まれたのが『イザという時のレシピ帳』。何ページにも渡って、基本の調理法からちょい足しアイデアまで、写真満載で丁寧に作られています。


非常食を超える、非常食へ

小熊さんの思いは、さらに続きます。


「今は、アレルギー表示対象27品目を使わない非常食」をテーマに、開発を続けているそう。


「震災ボランティアに参加しているとき、アレルギーが分かっていても、お腹が空くあまり食べてしまい、救急搬送されたという話を何度も聞きました」(小熊さん)

そのほか、『ハラル認証』など外国人旅行客向けの非常食も、開発していくとのこと。


日常でも美味しく食べれる非常食

強いストレスがかかると味覚が鈍るので、味付けは少し濃いめです

「実はこの非常食、災害時だけでなくて、日常でもご利用いただきたいんです」と小熊さん。


アルファ米などは非常食の概念を超える美味しさなので、一人暮らしにも備えてもらい、体調不良で外出ができない一人暮らしの方にも、食べて欲しいという思いが込められています。


栄養素が足りていれば良い。とりあえずお腹いっぱいになれば良い。これまでの非常食の概念は、そうでした。


そんな風潮に疑問を感じ、愚直に実食を繰り返して生まれた「非常食を超えた非常食」。きっと、「非常食」と言われないで食べたら、分からないくらいに美味しいです!




DATA

非常食 7日間満足セット

非常食 7日間満足セット

小熊店長が本当に食べて考えた、満足できる非常食。5年保存できる、全35種類・50品がセットになった商品です。

内容
アルファ米、保存パン、ビスコ保存缶、ライスクッキー、ミニクラッカー、おかず缶、レトルトパックおかず、ドロップス、ミルクスティック、乾燥餅、レトルトスープ(3種類3食)、保存水、10年保存クッキー
原産国
国産
保存方法
常温
  
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