ハンモック・ハンモックチェア専門店の『Susabi(すさび)』は、自分たちのオリジナルのハンモックを作りたい、という想いからコロンビアの町工場での制作を開始します。日本人の好むベージュを基本にし、100%ピュアコットンという素材にこだわる。そんなハンモックで豊かな暮らしを提案したいといいます。

本場、コロンビアの伝統的なハンモックを作る

「ハンモック」をご存知でしょうか?


柱と柱の間に長い生地を張って、その生地の上に乗っかり、寝転んでブラブラと揺れる、南国の楽園にあるアレですアレ。誰もが「一度はブラブラしてみたい~~」と思うはず。


そんな夢のブラブラを叶えてくれるのが、ハンモック・ハンモックチェア専門店の『Susabi(すさび)』です。


「Susabiは今でこそハンモック・ハンモックチェア専門店ですが、もともとは一般的なインテリア商品などを販売する会社として創業しました」というのは、すさび株式会社・代表取締役の石原大輔さん。


すさび株式会社・代表取締役の石原大輔さん

すさび株式会社・代表取締役の石原大輔さん

インテリア商品を扱う関係からドイツのハンモックメーカー、ラシエスタを知り、提携して販売することになりました。


「その、ラシエスタのハンモックは今も扱っていますが、『どうせなら、自分たちでオリジナルのハンモックを作ったほうが楽しいよね』ということになったんです」(石原さん)。


ハンモックとは、もともと南米の熱帯地方の先住民が使っていた寝具。制作してくれる会社を調べてみるとメキシコとブラジルとコロンビアにあるらしい、とわかりました。


「でも、メキシコとブラジルのハンモックを作っている会社は輸出をほとんどしたことがないところばかりでした。それで、コロンビアでハンモックを制作することにしました」(石原さん)。


安価にしようと思えば、似たようなものをアジアで作ればいい。けれど、安いだけの粗悪な商品は絶対に販売したくない!そう考えた石原さんはコロンビアに出かけ、自分の目で見て、手で触って、乗り心地を確かめることにしたといいます。


工場を視察する石原さん

工場を視察する石原さん

「いろんな工場を廻ったり、展示会に行ったり。ハンモックを作っている村というのもあって、そこにも視察に行きました」(石原さん)。


3週間も滞在して価値観が共有できる理想のハンモックを作ってくれる生産者を探した石原さん。そうしてようやく1社のハンモック工場へとたどり着きます。


「30人くらいが働いている小さな町工場です。働いている人に『なぜ、ハンモックを作っているんですか?』と聞くと『昔から代々、作っているから』という、とてもシンプルな答えが返ってきました。コロンビアではハンモックは一般的な日常品なんだと改めて気づきました」(石原さん)。


この工場は同じ場所で、糸を織るところから完成まで一貫して作るっているところが気に入ったといいます。


コロンビアの町工場

コロンビアの町工場

Susabiならではのハンモックへのこだわり

「こだわったのは、幅と長さ。日本人にあうサイズにすること。それと色。コロンビアでは派手な色合いなものが多いんです。それでは日本ではあまり馴染まない。日本人が好むようなベージュといったナチュラルな色を選んでいます。デザインは今は、工場が考えたデザインですが、われわれのオリジナルデザインも検討しているところ。楽しみにしていただきたいですね」(石原さん)。


伝統的な手法で作られるハンモック

伝統的な手法で作られています

また、素材にもこだわり、ハンモックは100%ピュアコットンを使用。


基礎となる生地の織り上げは機械でおこないますが、生地と紐のつなぎ目の部分は熟練の職人たちの手作業。


できあがったハンモックには伝統的な作り方が息づいていて、品質の良い生地に適度な厚みと柔らかさがあります。


いくつもこだわりがありますが、Susabiがもっともこだわったのは生地と紐のつなぎ目の部分でした。


「現代ではこのつなぎ目の部分は簡素化されているのが一般的です。でも、この熟練の職人が生み出す美しい伝統的な技法をなくしたくありませんでした」(石原さん)。

職人の技が映えるハンモックのつなぎ目

美しいつなぎ目。職人の技が映える

ハンモックを扱いだしたころは、なんとなく『ハンモックっていいよね』というノリだったそうですが、今ではハンモックはSusabiが提案する“日常に、ワクワクを。”というライフスタイルの象徴的な存在になっているそうです。


「シンプルさとか、自由さ、遊び心、そういうマインドがハンモックにはあります。購入されるお客様は30代、40代のファミリーがすごく多いですね。」(石原さん)。


ハンモックは特に子どもには“ウケ”はいいらしい。それに増してパパの食いつきもハンパないとのこと。


「ショールームなどではまず、旦那さんのテンションが上がります(笑)。『2~3台、買っちゃえばいいんじゃない』と言い出すと、奥さんが『いや、1台でいいから』とたしなめるというのがよくあるパターンです(笑)」(石原さん)。


ハンモックをインテリア感覚でリビングに設置する。ソファーとは違う、“くつろぐ”空間を生む。すると自然と家族が集まる。スローライフを演出するのにうってつけのアイテムだといえます。


ハンモックに乗るVarmee編集部

Varmeeの記者も乗ってみました。誰でもカンタンに乗れます。

ハンモック&スタンドでくつろぐ

「ハンモックを家で楽しもうと思うと壁に器具を付けたり、柱や梁(はり)が見えていないとダメだし、出ていなければ工事しないといけません。でも、家に傷をつけたくないとか、賃貸なのでそこまでできない、というお客様が多かったので、自立式スタンドのハンモックを制作することにしました」(石原さん)。


リビングにハンモックがある生活

リビングにハンモックのある生活でおしゃれ感アップ。

ユーザーの『気軽にハンモックを楽しみたい』という声から誕生したのが、工具不要、5分で簡単に組み立てができるハンモック&スタンドです。


「お客様はコンパクトで軽いものが欲しいとおっしゃるのですが、小さくしすぎるとハンモックとしての乗り心地が悪くなります。本物を提供したかったので大きさを設定するのに苦労しました」(石原さん)。


スタンドには耐久性と安全性が求められます。安易に軽くして転倒しては困ります。それに、ひとりじゃなくてファミリーでも乗れるようにしたい! そんな夢を実現するため荷重テストも行い、480kgの負荷でも異常はないのですが、耐荷重は140kgに設定してあります。


ハンモックに乗る家族

ファミリーで乗っても大丈夫(縦に乗った場合)

ここでのSusabiのこだわりは“本物の乗り心地の提供”でした。


「ハンモックの乗り方というのは特になく、“好きに乗ればいい”という話になってしまうんですが、快適な乗り方は、縦に乗るのではなくて斜めに乗ることです。斜めに乗るのが一番、気持ちいい」(石原さん)。

ハンモックは斜めに乗るのがおすすめ

ひとりだとのびのびできます。【斜めに乗った場合】

「縦に乗ると揺れが不自然になってしまいますが、斜めに乗るときれいに揺れます。あと、斜めに乗るとスペースを広く使えるようになります。さらに大きめのハンモックなら十字でも乗れることができます。十字の方が揺れがもっと安定します。でも、ぜひとも自分にとって気持ちのいい乗り方を見つけて欲しいですね」(石原さん)。


ハンモックの乗り方(十字)

ゆったりとぶらぶらできます。【十字に乗った場合】

ハンモックには、「見るとテンションが上がるけど、乗るとリラックスできる」という不思議な魅力があります。


「私自身、シンプルな暮らしをしたいと思っていて、ハンモックは一枚の生地でできている。究極のシンプルだと考えています。ハンモックは生活に必要不可欠なものではありませんが、あるだけで楽しく、豊かな暮らしができると思います」(石原さん)。


仕事から帰ってハンモックでくつろぐ。ハンモックで寝ながら読書を楽しんだり、テレビや映画を見る。ハンモックがあることでちょっと贅沢な時間が過ごせそうです。



DATA

ハンモック&自立式スタンド

ハンモック&自立式スタンド

Susabiイチオシのハナモックが、ひとまわり大きくなったNEWモデル。賃貸住宅や取り付けできない場合でも楽しめる自立式スタンドとのセット。

素材
ハンモック:ピュアコットン100%
スタンド:スチール
製造国
ハンモック:コロンビア
スタンド:中国
外寸
ハンモック:全幅160×全長340cm/寝床部の長さ220cm
スタンド:横幅100×全長285×高さ110cm/約12kg
カラー
アラビカ・レッド、ファロリト・エクリュ、ファロリト・ブラウン、ファロリト・ブルー
購入できるお店
Susabi(すさび)購入する

SELECTED SHOP

すさび店長の石原さん

Susabi(すさび)

ハンモック&ハンモックチェアの専門店。店長自らハンモックの産地のコロンビアまで赴き、自分の目で見て、手で触って、乗り心地を確かめ、厳選したハンモックのみを商品化しました。